2008-02-27

シューター(スコアラー)よりアシストするパーサーが鍵

バスケットボールで、よくシューターやスコアラーを目指してがんばっている選手っていますよね。

最終的には、得点して勝つことが目的になるんですが、最近アシストするパーサーがすごく重要だなって感じているんです。

得点するプレイヤーは当然シュートタイミングやシュートフォームをその時々に応じて調整する能力が高いわけですが、そのシュートする前の動作を最適な状態にしてくれる選手がいるチームは組織的に強くなると思います。


とある出来事1

先日、通常の練習後、シューティングがあったのですが、シューターの選手と、リバウンドしてパスを出す選手の二人の選手が組になってやっていたのですが、どうもシュートが入らない。
  • 見ていると、ショットしたボールがリングに当たり、あちこちにボールが散らばる。
  • そのボールをリバウンドする選手があちこちに移動して拾って、その場所からとにかくパスを出す。
  • そのパスは、シューターの胸元に入るものもあれば、上下、左右にばらつきが出ている。
  • しかも、一定のリズムでパスが入っていない。

そこで、パーサーとして私が入って、ボールを2個使い、シューター、リバウンダー、パーサーの3人で一定のリズムでパスを出してシューティングできるようにしたんです。

そしたら、それまで2分間で30本ほどシュートして15本くらいしか入らなかったのが、23本入るようになる。


とある出来事2

また別の日の出来事なのですが、練習でガードプレイヤーが休んでいてミニゲームをしたときのことです。

  • いつも得点力のある選手が、その日はまったくシュートが入らない。
  • よく見ていると、いつもフォワードをやっている選手がガードをやっていて、ボールをもらうタイミング、ボールを出すタイミングが合わない。
  • あるいはパスを入れる、受け取る場所のばらつきがある。などなど。

シューターである選手が、自分で得点するためのシュートのタイミングをうまく作れていないんです。


シューターにボールを渡すラストパスが重要

そう、シューターにボールを渡すラストパスが重要なのです。

シューターにとって心地よいパスを出すように心がけ、練習をすることが、ゲームで確実に得点を重ねるための鍵になると思います。

具体的には、パーサーはシューターが打ちやすい状況を作るために

  • 各選手にパスをまわし
  • シューターとなる選手ががショットやカットイン、インサイドプレイなどができるスペースを作り
  • プレイしやすいタイミングにパス出す。
という環境づくりが必要ですね。

しかも、パスを出すときにも
  • パスを出すタイミング
  • パスの強さ
  • シューターとなる選手が次のプレイをしやすい位置にパスを出す
  • ボールが受け取りやすいようにボール回転を意識してスナップをかける
ということにも注意する必要があります。

また、ゲーム全体において、ラストパスだけでなく、個々人の選手が戦略や戦術に従い、オフェンス、ディフェンスにおいても一連の流れがスムーズに連動していくプレイができるようになることが、チーム力の向上につながると思います。

つまり、チーム内での選手間の競争は当然必要なのですが、相手の気持ちになり、心地よい状態、ストレスのない状態でプレイできる環境を作り出せる選手、チームを作っていくこと、共創が必要なんですね。


ビジネスも同じこと

ビジネスでも同じように、一人ひとりの社員が、企業のミッション、ビジョン、事業目的、目標を理解し、それぞれが与えられたポジションの業務を遂行する。

そのときにも、各部門や社員間でのスムーズな連携ができるよう、相手方の状況や業務を理解し、自分、あるいは担当部門の業務を遂行する。

あるいは、何らかの問題があったときも、部門間、あるいは関係する企業間での連携を行い、一体となって問題解決に取り組む。

そうした共創が、企業を強くし、継続的な企業の成長につながり、グローバルなビジネス競争社会を生き抜いていくためのひとつの秘訣になるのではないでしょうか。

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