辞書で調べると
”ぐずぐずして、物事の決断がにぶいこと。また、そのさま。”
非常にネガティブな状態をイメージするものですが、自分はこの「優柔不断」なタイプの人間に属しているような気がします。
でも、「優柔不断」は、決して悪いことであるとはいえないと思うのです。
たとえば、「右に進むのか、左に進むのか。」
あまり具体的ではないですね。
「今日のお昼ご飯は、何でもいいけど、なんとなく、和食にするのか、中華にするのか。」みたいな場合に、どうしようか考える場合としましょう。
※この時点でも「優柔不断」が現れてきてますが・・・(笑)
この場合、その日の朝食や前日の夕食、さらにはさかのぼって、前日のお昼なんかも振り返ることになるでしょう。
そうすると、「朝はパンだったしなぁ」、「昨日の夜はカレー」、「昨日のお昼はオムライスだったなぁ」と思い出しながら、その日のお昼を決めることになるでしょう。
ここから導き出される「優柔不断」となる原因は、次の3つ+1つかなと、今の自分は考えています。
- ひとつは、何らかの決断を下すときには、最終的に二者択一の状態であったとしても、その選択肢に絞り込まれるまでの経過における背景が決断を鈍らせることの要因になるわけです。
- 別の捕らえ方をすれば、決断できない状態というのは、明らかな目的や目標がないことが「優柔不断」のもうひとつの原因。
- そして、3つ目の原因は、その目的や目標に対して明確にその方向性を決定付ける重要決定要因がないことがあげられると思います。
- さらに、これらの原因に対して、高い視点と広い視野をもつ立ち居地というのでしょうか、ポジショニングが低いために、論点の本質や、到着すべき目標が見えない状況が「優柔不断」を起こすと思うのです。
- 目的、目標を明確にすること
- 決断を迫られている背景や経緯を明確にすること
- 決断するための重要決定要因を明確にすること
- 決断を下すために、さまざまな角度から分析したり、たち位置を変えて、最終目標となる要因の本質を明確にすること
辞書で調べると
”わずか一つの行為・事柄からほかのすべての行為・事柄が推察されることにいう。”
前述の内容では、お昼に何を食べたらよいかということを考察してみましたが、別の内容に置き換えると、企業の事業計画も、質は違えど、思考は似たようなものになりますね。
- 事業内容の目的、目標を設定する
- 事業を取り巻く事業環境の趨勢と、企業の現状を分析すること
- 事業成功のための決定要因を導きだすこと
- 具体的な取り組みを、バランスコアカードやシナリオプランニング、P2M、PMBOKやら、SWOT、ポートフォーリオやら、5フォースの視点や行動計画といったいろいろなマネジメント技法を使って表現し、実行し、評価していくこと。
いつもは大きな内容で提示していますが、今回は、バスケットのワンプレイに絞ってみると
- ボールをコントロールした時点で、得点をするまでのプロセスを考える(パスなのかショットなのか、あるいは速攻なのか、ゾーンを組んで攻めるのかなど)
- 現状のスコアや残り時間、あるいは相手チームのディフェンスのタイプ、ディフェンスウィークポイント、あるいはこちらの得意としている攻め方などの分析や状況把握
- 上記の分析内容によって、どのような攻め方が確実に得点に結び付けられるのかを明確にする
- 決断を下すために、いくつかの選択肢から実行する。ここはちょっと違いますが、トライ&エラーで、さらに分析をしながら次のプレイの際に考慮して、オフェンスの動きかたを考える。
こうやって見て行くと、「一事が万事」という言葉が言うとおり、ひとつの出来事や思考が、全ての行動に反映されるといっても過言ではないでしょう。
「優柔不断」は悪いことではない。「一事が万事」で改善できることもある。
で、「優柔不断」は状況によっては、悪いことではないといいたいのです。
「優柔不断」は、重要な決定要因が見つからない、あるいは腑に落ちるような解が見つからない状況であるのです。
状況にもよりますが、そこは決断を急がずに、情報収集や立ち位置を変えたりして、物事を分析するために時間を要することもあるといえます。
特に、ライフプラン、人生のターニングポイントでは、時間の制約が許す限り「優柔不断」を貫き、多くの情報を選別しながら、最終的な決断を下すべきだと思います。
また、「一事が万事」も、わりと使われるシーンってネガティブなときに使うことが多いように思いますが、これだって改善ポイントが見えれば、その内容を改善し、さらにマネジメントサイクルではないですが、PDCA、「Plan(目的・目標の明確化と実行計画)」、「Do(実行)」、「Check(監視・評価)」、「Action(改善)」を繰り返すような生活習慣が身につけば、より楽しい生活に結び付けられるでしょう。
物事の大きい小さいの関係無しに、私生活の小さな出来事、仕事における事業計画も、見方を変えれば、同じような捕らえ方ができるし、そう考えれば、いろんなことにトライできるようになると思うんです。
「優柔不断」と「一事が万事」というものに対する私なりのひとつの考えですが、そんな「優柔不断」な状況におかれている方や、「一事が万事」なんだとネガティブな思考の状況におかれている方の考え方に少しでもお役に立てたらいいなぁ。
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