2007-12-07

日本企業に必要なものは、利用者へ「わくわく」を提供すること。

Newsweekの記事「Why Apple Isn't Japanese」の記事を見て、日本企業が成長していくには利用者に対して「わくわく」感を提供することなのではないか。っと思った。

Newsweekの記事「Why Apple Isn't Japanese」の原文はこちら
http://www.newsweek.com/id/73236

内容を要約し日本語でご紹介しているブログはこちら
http://toshio.typepad.com/b3_annex/2007/12/newsweekapple.html

ここではAppleの話ではなくて、小型電化製品の市場において日本企業が苦戦している原因をひとつの視点から指摘した記事。

世界戦略が成功しているAppleやGoole、Nokiaのようなメーカーに対して、NTTDoCoMoやソニーといった日本企業がどのような失敗をしているのかが書かれています。

「日本語という言語と閉鎖的な独自のスタンダードによって保護された世界第2位の市場は、国内企業にとっては、収益率の高いサンクチャリー(自然保護区)である」と指摘されているのが実に象徴的。

過去にも似たような閉鎖的な日本のマーケットに固執した展開が、失敗につながっている事例があった。

それはNECがPC-9800で日本市場を折檻し、日本のマーケットではシェアNo.1で、誰もがゆるぎないものと思っていた時代があった。

しかし、IBMはPCのアーキテクチャを公開しAT互換機なるものを販売し、さらにはマイクロソフトもOS(基本ソフトウェア)でDOS/Vなるものを投入し日本語表示に対応し、NECのシェアNo.1は揺らぎ始めた。

IBM陣営には、富士通や東芝など日本企業もAT互換機を発売し、PC本体の価格競争とさまざまなアプリケーションをプリインストールする加熱振り。

それでも、これまでの日本の市場からNECのPC98の独自アーキテクチャを貫き通すがために、結果的に敗北宣言。そしてAT互換機をリリースするが、シェアの回復は難しくなり、現在に至っている。

つまり、日本企業というのか日本の文化なのか、島国という地理的な問題なのか、言語の問題なのか、さまざまな背景があると思うが、もっと大きな視点でグローバルに戦略を考える必要があるように思う。

しかし、本当に必要な戦略の視点は、利用者の視点だとおもう。

矛盾しているように思われるかもしれないが、国内だけでなく国外の市場や文化などを見つめるマクロ的な視点は当然必要であるが、実際に提供する商品やサービスを利用してもらうお客様の本当の気持ちを理解するミクロ的な視点がもっとも重要な視点である。

そう、利用者がこれまで悩んできた問題を解決したり、これまで気がつかなかった創造的な満足感を提供し、利用者が「わくわく」するようなものを提供できる企業が、社会に貢献し、世界の人々を楽しませ、その結果として企業の成長があるのだと思う。

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