2007-12-26

リスクから見る:自動車の安全対策はなされているのか?

クリスマスイブの日に、こんな事故で幼い子供の命がなくなるのは非常に残念です。

走るバスのドア開き、小5転落 ひかれ死亡 都内高速道

このニュースを見たのは昨日の夜のニュース。

内容を聞いてみると、走行中のマイクロバスの中央のドアが開き、子供が転落したという。

そして、事故があった同じマイクロバスで検証した映像を見たのですが、ドアを自動開閉するように設定している場合、走行中は開かないようになっている。

しかし、手動で開閉するように設定している場合、走行中にもかかわらずあいてしまう。

皆さん、不思議ですよね。

走行中にドアが開くというのは、自動車が走行する上で、非常に危険な状態だと思いませんか?

しかも、自動か手動の設定を切り替えることによって、動作が異なるなんて、信じられません。

確かに、想定していないシチュエーションだったのかもしれませんが、自動車メーカーの責任が非常にあるように思います。

自動であろうが、手動であろうが、走行中はドアは開かないようにするのが、メーカーが自動車を販売する前に安全性を考え対応しておくべきだったと思うのです。

今回のニュース番組の検証で、たとえば自動にしていても、走行中にドアが開くようであれば、利用時に何らかの理由があり、それが開発時の仕様として決められたのであれば、メーカーもきちんと説明できると思います。

今回の検証結果から創造するに、自動ドアの開発段階で、走行時のドアの開閉は危険だから、開かないようにするという仕様が採用されたと思うのです。

しかし、手動の場合は、走行時のドアの開閉を想定せず、ドアを開ける行為をしているのだから、走行していようがいまいが、ドアは開けるという、安全性を無視した仕様で作られたのではないでしょうか。

私は、こうしたメーカーの安全性に対するリスクマネジメントの怠慢に憤りを感じてなりません。

利益重視のためのコスト削減を中心に推し進めた結果、本来守るべき利用者の命を奪う行為ではないかと思うのです。

市販化する前に、どうして、自動のときと手動のときの動作の違いを見つけ、どうして異なる動きになるのか。そしてその動作による被害リスクをどのように考えていたのか。そこをメーカーに聞いてみたい。

もしかしたら、手動にすることで、走行中でも強制的に車外に脱出できるための仕様だったかもしれませんが、そうした動作に対するメリット、デメリット、この場合は、非常に危険度の高いリスクをユーザに何らかの形で知らせる必要がると思うのです。

しかし、メーカーはそうした情報を現時点では、消費者であるわれわれにアナウンスしていないようですね。

これだけニュースになっているのだから、そうした危険性があることを、利用者に知らせることが、お客様の信頼を得て、ロイヤルカスタマーとしてお付き合いいただけるものだと思うのです。

私は、そのメーカーの車に乗っていますが、購入当初に相当の不具合につき合わされ、子供や家族などと過ごす貴重な時間を失ったこともあります。

しかし、自分が選んだ車、メーカーであるからこそ愛着があり、今でもその車に乗っていますが、次の同じメーカーの自動車を買うことさえ、躊躇してしまいます。

世界を代表するメーカーとして、お客様の命を大事にするための安全性に対するコストと、製造コストや収益獲得のためにかけるコストのバランスを間違えてしまっているように思います。

すべて完璧なものであるということが難しいとしても、人の命を預る乗り物を作っているのですから、可能な限りリスクを想定し、最大限の安全性を確保したものを作り続けてほしいですね。

そして、不完全であるならば、もし自動車の動作の原因が起因している事故が起きてしまったのであれば、速やかに消費者にその事実を告知し、安全対策をすぐに採るべきだと思うのです。

まして、ニュースとして取り上げられた事故であり、マスコミが実地検証までするような事故で、全国ニュースとして取り上げているのですから、メーカーの誠実な対応がなされることを期待しています。

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