2008-03-05

常識と非常識(その2)

前回かいたものの続きです。

http://ameblo.jp/kazeno-tayori/entry-10076046035.html

http://kazeno-tayori.blogspot.com/2008/02/blog-post_28.html

言い方を変えただけで、内容が重複していますが、自分自身が理解を深めることと、違った角度から考察したかったので、ご容赦を・・・

● 常識とは過去の経験値からくるもの

常識って、人それぞれが過去に経験してきたものからなりったっているものです。

過去に失敗したことにより、「あるプロセスを踏むと失敗する」とか「この状況であれば、こうすることで期待した結果が得られる」とか、個人の経験や経験談から常識が作られていく。

そして、多くの人が同じ経験をしたり、ある理論に基づき行ったプロセスが同様の結果を生むことが理解されたものが、一般常識として認知される。

しかし、それはすべて人類の過去の経験から来ているものであり、未来を予測するにも過去の経験から未来を見るわけで、本当に未来を予測することは不可能ということでしょう。

そうすると、未来がどのようになるかによって、未来における常識は定義できない可能性が高いわけです。


● インプット量で常識と非常識は異なる

小さな子供と成人した大人では、圧倒的に経験値が違います。

常識をつかさどるためのインプット量が異なるわけです。

そして、大人は自分の経験や人から受けた影響にを元に、子供が行う行動に誤りがあると、「これはこうなるから、気をつけて」とか「これは人に迷惑がかかるからやってはいけません。」といった常識を教えるわけです。

また、いろんな人との交流の多い方や様々な書籍・文献を読んでインプット情報の量が多い方も、様々な観点からの見地から見た常識や非常識というものの判断が異なってくるということもいえると思います。


● 業界や業種、立場、状況によって常識と非常識は異なる

専門分野で活躍されている方とそうでない方。あるいは一般社員と役職者。さらには異なる文化で生活していたり、仕事やなんらかの活動を行っている際に置かれている状況によっても常識や非常識は異なるはずです。

たとえば、ソフトウェアのシステム開発をしようとした場合、依頼主のクライアントが要望する機能やオペレーション、プロセスは、そのクライアントにとっては通常業務で実施しているため常識であっても、プログラマーによっては業務知識を知らなかったり、自分の技量、スキルでは実現できないために、実装できないという常識を、クライアントに伝えることも可能性としてはあるでしょう。

この場合、双方の常識に相違があるということになります。

また、よく外国人同士で日本のここがヘン!みたいな番組がありますが、この場合はそれぞれの国の文化の違いから、常識というものの定義や価値観が異なっているということですね。


● 常識にとらわれるとユニークなアイデアは出せない

仕事のプロセスや何らかの企画、あるいはバスケットボールのプレイにおいても、常識はひとつの定石としては非常に効率的で確実に成果を出すためには必要な知識です。

しかし、常識にとらわれてしまうと、何らかのアクションを起こして作業効率を向上させたり、相手に驚きを与えたり、購買意欲をかきたてたり、対処不能にさせるという行動が起こせなくなるという見方ができます。

つまり、何らかの打開策や戦略や戦術を考えるときには、自分や参加者の固定的な概念による否定的な意見を排除する必要があります。

アイデアを出すためにブレーンストーミングなどの手法がありますが、とにかく現状の立場から離れて思考することが大事です。

また、何らかの思考を行う場合は、その本質的な課題を深く洞察していくことも必要でしょう。

メーカーの商品企画においては、メーカー社員が議論する場合、企業という内側から見た意見が多く出ることがあります。

こうしたときに、商品を利用する人の立場から考え、利便性やベネフィットを考えてみてはどうでしょうか。

そういう視点は知っているけど、アイデアが出ない。ヒット商品が作れないというときは、利用者である顧客にアンケートをとるとか、インタビューをするということも実施してみてはいかがでしょう。

もっと簡単なのは、ユーザからの問合せやクレームの情報を真摯に受け止めて、その内容を解決する商品を企画する。

そして、さらにそうした問合せやクレームがなぜあったのかという本質を掘り下げ、利用者の周辺環境を考慮し、これからのライフスタイルやビジネススタイルを洞察し、どのような機能やベネフィットを求めることになるのかを考えてみても良いでしょう。

バスケットボールのプレイも同じことで、基本的なプレイをしっかり見に付けることは常識としてして捉えて取り組み、その基礎の上にチームの特性にあった戦略、戦術、防御の仕方を組み立てる。

さらに、様々な対戦相手を想定しバリエーションを増やす。

このときも、既成概念を一度取り払って、圧倒的に強みとなるものをひとつでもつくり、その戦略にはまるように相手を防御する戦術を作り、理解し、プレイできれば、より良い結果を導き出すことができるでしょう。


こうしたユニークなアイデアを生み出すためのもうひとつのポイントは、参加者全員がわくわくすること。楽しめること。そうした環境を作ることができるマネージャやリーダーの存在と、それを支援する参加者の良好な関係作りが、常識を打ち破る良い意味での非常識が生み出す源泉になるでしょう。

そして、これまで非常識だったものが常識になっていくと思います。

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