「目的と目標を明確に(あるいは具体的に)して、その達成プロセスをブレイクダウンして計画を立案して実行してください」
みたいな話を簡単にコンサルティングファームの方は話しますが、そもそもその「目的」と「目標」の定義というか理解について、あいまいで、難しいんだよなぁと思ったりしませんか?
ここが日本の文化で、欧米的なマネジメントがうまく機能しない部分ではないかと思うんです。
しかし、この「目的」と「目標」という言葉自体を明確に定義しないと、その後設定される「目的」と「目標」の内容があいまいになり、結果的に絵に書いた餅といわれたり、机上の空論とまで言われて、いい加減な事業計画を作り、終いには目標が達成できないということが起きてしまうんです。
そこで今回は、目的、目標の定義を私なりに書きたいと思います。
辞書で調べてみると・・・
この「目的」と「目標」という言葉。
辞書でそれぞれを調べると次のとおり。
目的
- (1)実現しよう、到達しようとして目指す事柄。めあて。
「―を達成する」「―をとげる」「本来の―にかなっていない」 - (2)〔哲〕 行為において目指すもの。それのために、またそれに向けて行為が行われ、実現が求められるもの。
- (1)そこまで行こう、なしとげようとして設けた目当て。「年内完成を―にする」「―を掲げる」
「目的」と「目標」を定義してみる・・・
「目的」とは・・・
「目的」とは、中長期的に目指す方向性として定義するとわかりやすいと思います。
規模にもよりますが、企業であれば、短くても2~3年程度でしょうか。
個人の場合、1年ということもあるでしょう。
長期展望した場合に、自分や会社、事業がどのような姿でありたいのかを可視化したものが、「目的」であると私は考えています。
「目標」とは・・・
一方、「目標」とは「目的」が中長期でのありたい姿に対して、その「目的」を実現するためのプロセスにおいて、どのような姿でありたいのかを示すものだと考えています。
あるいは、中長期的な「目的」を達成するための短期的に実現したい姿を可視化することが「目標」であると考えています。
そして「目標」は、具体的に何らかの数字として表現することで、短期的なありたい姿を実現する指標になるものではないかと思います。
まとめ:たとえば・・・
たとえば、
「一流のバスケットプレイヤーになる」、
あるいは「社会から評価されるデザイナーになる」、
「企業価値を最大にし、人々から愛され、社会に貢献する企業になる」
みたいな、将来的にありたい姿が「目的」。
そしてこの「目的」を実現するためにどのような指標をもって達成していくかが「目標」となり、
「インターハイでベスト4に入る」、
「プロバスケットプレイヤーに2年以内になる」、
「1年後に開催される作品展に自分がデザインした作品を応募し、入賞する」、
あるいは「社会福祉事業を展開し、活動拠点を47都道府県に1拠点を2年以内に展開する」
といった具体的に期間や金額など、数字的なもの達成指標を設定するのが「目標」。
こうしたものを前提に、さらにブレイクダウンして、達成するためにさまざまな調査・分析を行い、どのような活動をしていくのかを立案するのが「戦略」。
さらに、5W1Hに代表されるような具体的な活動計画を立案し実行していくことが「戦術」。
という風に定義してみれば、企業の事業計画や、個人のライフプランを立案しやすくなるのではないでしょうか。
ただ、目的、目標の前に、ミッションやビジョンみたいなものを持ってくることも、場合によっては必要です。
ミッション、ビジョンについては、企業の達成使命やら、将来のあるべき姿みたいな話になるのですが、また別の機会に書いてみたいと思います。
とりあえず、「目的」、「目標」を先に定義することが、事業計画や受験、資格取得のための戦略立案といったものには必要だというお話でした・・・
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