学生時代、中学から高校の前半にかけて、バスケットボールをした。
中学一年の春先に体を壊し、翌年の春先まで帰宅部と化していた。
その間、ブラスバンド部でドラムでもやってみようとかと遊びに行ったりするも、やる気になれない。
まぁ、後にギターを引き出すきっかけが、この時期に作られたような気もする。
年が明けて3月くらいだったと思う。
久々にバスケットの練習に行ったときだった。
コーチから怒鳴られた。
「やるか、やらないかはっきりしろ。春の大会のチームが作れない。中途半端な気持ちなら、もうくるな。」
当時、上級生は二人しかおらず、同級生も身長が小さく、センタープレイヤーが必要なのは理解していた。
そこで、2年生の春の大会だけでも出て退部しようと、バスケットボールの練習を再開。
最初は、まったく走れない。息もできない状態。
シュートも当然入らない。それでも、ツーメンやスリーメンを何十回とやらされた。
そして、春の大会。
後一歩で決勝進出というところまでいった。
大事な試合で走り負け。
タイムアップしたとき、悔しくて涙が出た。
涙を止めようとしても、流れてくる。
もう退部しようと思っていたのに、悔しくて、悔しくて。
先輩たちの抜けた後、中学最後の春の大会に向けて、いつの間にか一生懸命練習した。
新チーム発足の時期になり、フォーワードのシューターの仲間が当然キャプテンだろうと思っていた。
しかし、怠け者の自分をコーチが指名してきた。
確かに、キャプテンをやらせれば、逃げ出せないことも事実だった。
それからは、一度も休むことなく練習を続けた。
センタープレイも少しずつできるようになり、大会2週間くらい前になり、突然コーチから練習中に控えに回され、コートの外から見学する日が続いた。
確か1週間近く、フォーメーションの練習を見る日が続いたように思う。
あと1週間で、最後の大会なのに。
「お前の変わりに入った後輩と、お前のプレイでは何が違うと思う?」
「?????」
「お前は、今悔しいか?」
「はいっ」
「ゲームに出たいか?」
「はいっ」
「だったら、練習でも手を抜いたプレイをするな!」
「はいっ」
「あいつは一生懸命プレイしている。お前には、そういうゲームに出たい、勝ちたいという気持ちがない!」
「はいっ」
「天狗になりすぎなんだよ!」
「すいませんでした。」
そんな会話を交わし、ようやく練習に復帰。
確かに、天狗になっていた。
それから、1週間。練習を続けて大会に突入。
順調に勝ち進み、準決勝に進出。
練習試合では、いつも接戦でも勝っているチームとの対決。
後半に入りリードを保っていた。
しかし、私は自滅してしまった。
テーブルオフィシャルがタイムアウトのコールを出した。
ゾーンディフェンスについていた私は、タイムアウトだと思って、審判のコールを待った。
しかし、ゲームが再開された。
相手チームのカットインに???と思いながらも、不用意に手を出してしまった。
ファウルである。
しかし、私は、インプレイの前に、テーブルオフィシャルがタイムアウトのコールをしたということを審判に主張。
その抗議を無視し、さらにゲームを再開。
相手チームのプレイヤーは私のところに突っ込んできた。
また、ファウル。
すでに、ここで4つ目のファウル。
ベンチサイドからも、審判に抗議をする。
「タイムアウトだ!テーブルオフィシャルもコールしているじゃないか。」
またも、審判は無視してゲームを再開。そして、また突っ込まれた。。。。
・・・・
退場。
きちんとした説明もなく、プレイを再開する審判。
ゲームキャプテンとして、なぜタイムアウトにならないのか説明を求めた自分。
明らかに自滅だった。。。
ゲームが終わるまでベンチでなき続けた。。。
決勝進出を逃した。
悔しかった。
未熟な自分を痛感した。
コーチは「ベンチサイドの動きがまずかった。あの時、ゲームをとめさせるためにもっと抗議すべきだった」と。
そして、中学時代のバスケットボールは終わった。
高校に入り、先輩に誘われてバスケットボールをはじめたが、いい加減なチームであった。
それにほかの先輩から執拗以上にいじめられ、それに耐え切れず私は1年の夏で退部した。
今思えば、負け犬である。
そのとき、中学時代の後味の悪い終わり方と、陰湿な高校時代のいじめに耐え切れず、バスケットボールの面白さがもうなかった。
あそこでがんばれば、もしかしたら、もう少しよい思い出もあったかもしれない。。。
時は流れ、家族を持ち、そんな苦い思いでも忘れていた。
しかし、子供の所属しているバスケットチームが試合をしたときのことだ。
あのときの審判がいる。
私は、昔の苦い思い出を思い出した。
でも、今は子供たちが純粋にボールを追いかけ、勝利を目指している姿を見ると、心が洗われる。
バスケットボールは、楽しいものだ。
子供には同じ思いはさせたくない。
そして、よい思い出が作れるように応援したいと思う。
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